Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

生野南中学校の製作-1 校舎完成

半年以上の工事中断後、中学校校舎と体育館を一気に完成させました。 ブログで紹介する事になるとは夢にも思わず、製作過程写真を残さなかったのが悔やまれます。 教室内暗さについては昼間照明で解決する事にしました、一方夜間全教室点灯は不自然なので、学校内照明を3種6系統、各系統3灯直列で合計18灯の照明設計を行いました。

①常時点灯2系統:《職員室・校長室・普通教室》《体育館3》

②夜間点灯2系統:《階段ホール2・玄関》《校庭3》

③昼間点灯夜間選択2系統:《普通教室3》《音楽室・技家理科実験室・図書放送室》

校舎の一番生野駅に近い側です、1・2階共に普通教室、生徒通用口と階段ホールがあります。 全照明点灯で空は昼間、あり得ない状況ですが室内を見せる撮影用です。 階段ホールモジュールは教室と同じ素材で、踊り場付き階段・階段手すり・廊下・上り口・下駄箱などを製作し、挿入固着しています。 2階屋根下にスピーカを設置しました。

防火壁で区切られた次の区画も1・2階共に普通教室、校舎玄関は教員・来客用で生徒は使えません。 筆者が通った小中学校共にそうでした、権威主義にも思えますが、決まりを守る教育の一環だったのでしょう。 玄関・階段ホールモジュールは校舎端とは構造が若干違います、固定に使った接着剤で少し白化させ中を見えにくくしてしまいました。 2階屋根下にスピーカ2個と時計を、玄関屋根下に照明を取り付けてあります。

玄関の反対側区画は、1階が職員室・校長室、2階が放送室・図書室です。 放送室はなぜか階段ホール脇でした、スピーカ位置との関係でしょうか、内部製作が面倒でカーテンを引きました。 職員室に女性教諭、校長室に校庭を眺める校長先生のフィギュアを配置しました。 校庭灯点灯撮影なので、校舎壁と防火壁の一部が紅く染まっています。

最後の区画は、1階が技術家庭理科実験室、2階が音楽室です。 技術家庭理科実験室は、6人掛8脚にしたかったのですが、スペース都合で8人掛6脚になりました。 音楽室は教壇の脇にピアノを置いてあります。 百葉箱はかなりオーバーサイズで、笠松信号所に使用した小型のKATO製と交換を検討しましたが、結局そのまま設置しました。

校舎は11mm厚86mm幅木材上に組立完成させユニット化しました、前面は砂利敷き通路の想定で、塗装した板紙にKATOユニトラックバラストとリアルサンドを混ぜて撒布しています。 木製キューブで下駄を履かせ、昼景条件で様子見している状態です。 最終的に校舎基台を生野駅側基台より8mm低くする事になりました。 なお、国旗掲揚ポール先端のハレーションは、南西端に追加設置した部分照明が未調整の為です。

校門は線路沿いの住宅街から伸びる道路の正面、校舎敷地より高い生野駅側基台上にあります。 通用口・校舎前通路方向へ角度を付けて設置しました、製作は面倒ですが、敷地段差部施設や道路形状との整合、人の動線から、傾いていた方が自然だからです。 晩秋の季節設定なので、校舎壁に文化祭の看板を取り付けました。

校門から幅広の階段を下りて、少し右手が通用口、真っ直ぐが校舎前通路になります。 階段は0.8t板紙2枚重ねで1段、5段で8mm下ります。 校門内側の平坦部から左方向へ、自転車通学の生徒達が使うスロープが伸び、スロープと階段間に設置した校庭灯が、校門・通用口・自転車置場をほのかに照らします。 背景の山は校舎裏に隠し、校舎上を空だけにして、風景が重苦しくなるのを避けました。 

校門位置と角度を示す空撮です。 右手道路通学路正面が校門通用門、道路は校門前で左へカーブし、1.5車線幅に狭くなって踏切へ通じます。 県営住宅校門間は教員・来客用駐車場です、単調さを避ける為、プラ角棒で背の低い柵を製作し色も変えました。 校門内側スロープを下りた校舎端面に、自転車置場を製作し物置と共に設置しました。 現在自転車は1台のみ、今後増備する予定です。


ではまた。

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